四阿山で初めてのちょっとだけ雪山体験

こじ

2020年12月17日 17:36


快晴予報の平日、久しぶりにソロキャンプに行きたいなぁなんて思ったものの、スケジュールに余裕がなく。
泊まりで出掛けるのは難しそうなので、日帰り登山に行ってきました。

どこの山に行こうかなぁ〜とウキウキワクワクしながらネットや本でこの時期に登るのに丁度良さそうな山を調べます。

そこで気になったのが四阿山。

カンパーニャ嬬恋キャンプ場からも見えるあの山です。

標高2,354mで百名山でもあるこちらのお山。

数日前に登った方のレポを拝見すると山頂付近は積雪しているものの、チェーンスパイクや軽アイゼンで歩くのに良さそうな感じ。
(注:12月上旬の情報です。)

よし、行ってみよう!






2020年12月9日

朝、3時過ぎに起きて4時前くらいに出発。
関越から上信越道に進み、上田菅平ICで高速を降りて下道へ。
そこから30〜40分くらいで登山口へ到着しました。

四阿山の登山口はいくつかありますが、今回、私が利用したのは長野県上田市にあるあずまや高原ホテル(コロナの影響で今年の5月?に閉館してしまったようです。)の前にある登山口。
こちらには登山者用駐車場があり、無料で停められます。

靴を履き替えたりストレッチしたりして準備をしたら、7時頃に登山開始。

これは下山時に撮った写真です。




最初は雪のない道を歩いていきます。



駐車場に着いた時の外気温がマイナス5℃だったので、始めはいろいろ着込んでいましたが、歩き始めると暑くてすぐに脱ぎました。

10分くらい歩くと牧場が見えてきます。
しばらくは牧場の横を歩くのですが、このあたりから景色が開けてきました。




下には雲海、遠くには雪を被った真っ白い山並み。




うわぁ〜めっちゃきれい!
なにこれ最高!超気持ちいい!とテンションが上がります







景色を堪能しながら歩いて行くと、だんだん笹藪になってきました。
ところどころに雪が残っていますが、まだ全然フツーの登山靴で大丈夫です。




雪で登山道が分かりにくくなっていないかなとちょっと心配でしたが、標識や矢印、目印のピンクリボンがたくさんあり、大変分かりやすかったです。




笹藪をズンズン登って行くとだんだん雪が残っているところが多くなってきました。
でもまだ砂利道と混雑していて、どこからチェーンスパイクを付けようかなと考えながら歩きます。
結局、ほぼ雪道になってきた笹藪の終わりくらいのところでチェーンスパイクを装着してみました。






初めて使うチェーンスパイク。
これを靴に付けたら、格段に雪の上を歩きやすくなりました。
サクッ、サクッと雪を踏みながら進む感触が気持ちいい!

あ~楽しい♪

笹藪を抜けるとほぼ真っ白い地面になりました。





登り始めは曇っていた空がだんだんと青空に。

足下には雪。

木にも雪が積もって白くなっています。

なにこれ最高に気持ちいい〜♪
いや〜来てよかった!




8合目



朝早かったのでまだ誰のトレースもなく、雪に残っているのはうさぎのものだけ






山頂が見えてきました



この階段を登れば



10時前くらいに山頂に到着。








荷物を下ろしてちょっと休憩。
景色を堪能します。
360℃見渡せるパノラマが美しい。







じっとしていると風が冷たく、身体が冷えてきたところで下山しましょうか。

途中、写真を撮っている男性に挨拶をしたら、そこにカモシカがいるよと教えてくれました。
おぉ!本当だ!





雪で足を取られたり滑ったりしないように慎重に下山。
登りでチェーンスパイクを装着した場所のちょっと下の方で、今度は取り外しました。

ズンズン下って12時に無事下山。

靴を履き替えて帰路に着きました。





さて、初めての雪山登山。

スキーやスノボ以外で雪山に遊びに行くなんて初めてでしたが、想像以上に楽しくて、気持ちのよい山登りができました。
四阿山は初心者向けで、積雪状態もこの日はチェーンスパイクで問題ないレベル。
(もちろん積雪状態は日によって異なりますので、行かれる際には最新情報をご確認ください。)
初めて挑戦するのにちょうどいい山だったと思います。
冬場はスノーシューを楽しむ方が多く訪れるようですね。

久しぶりに山登りにハマり、楽しすぎて冬は雪山にも挑戦したくなりました。
しかし、本格的な雪山は初心者なので怖い
というわけで、年明けにあるモンベル主催の雪山ツアーにいくつか申し込んでみました。
きちんと手順を踏みながらステップアップし、いつかは四阿山から眺めることができた遠くの真っ白い雪山にも行かれるようになりたいです。





忘備録として、今回のウェアを記録しておきます。

ベース:ファイントラックのドライレイヤーウォーム上下。
ミドル:パタゴニアのフリースR1プルオーバー・フーディ
アウター:モンベルのクラッグパーカ
パンツ:モンベルのストレッチライニングカーゴパンツにスパッツ装着
歩き始めと、山頂での休憩時にパタゴニアのマイクロパフジャケット
靴:LOWA アルパインエクスパートGT
チェーンスパイク:ヒルサウンド トレイルクランポンTC








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