2017年7月15日からの三連休を利用して、山梨県北杜市にある南アルプス三景園オートキャンプ場へ行ってきました。

キャンプ世界遺産と謳われる？だけあって、場内どこを切り取っても絵になる風景。
家族全員納得の楽しい夏キャンプとなりました。



7月15日

この三連休、毎年初日の土曜日は息子の保育園の夏祭り。
という訳で、午前中は夏祭りを楽しみ、昼過ぎに都内を出発しました。

首都高の高井戸あたりから流れが悪くなり、所々で渋滞。
でも予想していたよりは走れたので、途中で休憩しながらも3時間程で三景園へ到着。





今回のキャンプ、息子は虫を捕まえたいといつも以上にワクワクしていました。
途中、立ち寄ったSAで蝉の声が聞こえると
蝉！もう羽化してる〜
と満面の笑み。
自宅付近ではまだ蝉の鳴き声が聞こえません。
なので、サイトについた途端に相方と場内の探索へ繰り出します。


その間、私はいつも通り設営。

サイトはC1。

サイトマップ（クリックすると拡大します）



サニタリー（水道2つ、洗濯機、自動販売機設置）の隣ですが、広くて使いやすそうなサイト。
レイアウトに悩むことなくサクサク設営に取り掛かります。




今回は焚き火タープレクタとユドゥン。
天気予報はまずまずだったので、夏に使いやすそうなユドゥンにしてみました。
前後がメッシュになるので風通しもよく、またサイドに小窓が4つあるので、暑い季節にぴったりです。




設営が一段落した頃、息子が蝉の抜け殻を手に戻ってきました。
ヒグラシを取り逃がしたらしく、ちょっとしょんぼり

虫はまた暗くなったら探そうと話して、とりあえず汗を流しにシャワーへ。
この日は暑かった〜。
もうちょっと涼しいのをイメージしていたのに、設営で滝汗。
シャワーは夕方で混んでいましたが、10分位の待ち時間で入れました。
シャワールームが全部で4室あり、時間制限ではなく1人いくらという方式です。
混んでいるときは名前を告げてお金を払い、管理棟の近くで待機。
予約制ではないので、その場を離れることはできません。
水圧はまずまず。温度調整が微妙ですが、ベタベタの汗を流す分には十分。
シャンプーとボディーソープも備え付けられており、管理棟内に1つですがドライヤーもありました。
有り難いですね


さっぱりしてから夕飯にします。
最近の我が家の定番、羊肉のシシケバブとクスクスです。
羊、美味しい〜！

昼間はあんなに暑かったのに、日が落ちるとさすがに涼しくなりました。
焚き火が気持ちいい。

ワインを飲みながらゆっくり食事をしたいのですが、息子が虫、虫とずっと言っています。
なので息子と相方は夜の虫探索へ。

暫くして戻ってきた息子は手ぶらで不満顔
これは何か捕まえないとなぁと思いながら炊事場へグラスを濯ぎに行くと、シンクに蝉を発見！
すかさず捕らえて息子に見せます。
なんとか満足してくれた息子。
この後、寝る直前にはサイトの木にいたミヤマクワガタを捕まえることができ、大満足で眠りにつきました



7月16日

まだ外が薄暗いうちに相方が起き出しました。
何かと思ったら息子と虫を探しに行くと約束したとのこと。
普段はなかなか起きない息子。
耳元で虫を採りにいくよ！と言うとぱっと起き上がりました。
どんだけ虫が好きなんだろう（笑）
2人で外へ行きましたが、まだほとんどの方が寝ている時間ですので、自サイトの周りの木だけ簡単にチェックしたようです。
何もいなかったと直ぐに戻ってきて再び眠りに…。

私はそんな2人に起こされたため眠れなくなり5時頃には外へ。
散歩しながらDサイトの奥の方にある林の中へ行くと、虫を求めて歩いている親子連れが数組いました。
やはり男の子は虫好きな子が多いのですね。

散歩を終えて自サイトへ戻っても2人はまだ起きてこないので、1人静かにお茶を飲んだり、ハンモックでゆらゆらしたりと、癒しの時間を過ごします。








ようやく2人が起きたのは7時半頃。
目玉焼きやウインナーを焼いて簡単に朝ごはんに。
息子は起きたらまた虫、虫と言うので相方とキャンプ場奥の林に向かいます。

私はその間に洗い物をしたり、テント内を片付けたりしちゃいます。


昼頃に近くに住む友人が遊びに来てくれたので、一緒に昼ごはんを食べ、午後は川へ。
息子は川でも生き物を探すのに夢中なので、いわゆる川遊びにはあまり興味がありません。
流れの緩い浅いエリアに沢山のおたまじゃくしを発見し、ずーっとオタマジャクシをすくって集めて遊んでいました。





大きいのから小さいの、黒いのからちょっと茶色いのまで様々なオタマ。
後ろ足の生えているのもいました。




これはハグロトンボ？




大満足の息子はサイトに戻り、着替えておやつを食べたらまた林へ。
今度はミヤマクワガタのメスを捕まえてきました！
オスとメスが揃って嬉しそう。
虫かごに入れてずっと観察していました。

オス


メス



夕方、シャワーを浴びてから、管理棟の前でやっていたラベンダーの香りを閉じ込めるやつ（なんて言うものなのか分かりません）のクラフト教室？みたいなやつをやらせて貰いました。
こちらをテント内に吊るしておくと、ラベンダーの香りでよく眠れます。

これを作るのに「市松模様に編んでいくのよ～」と言われたのですが、
息子は「一寸法師に編むんだよね～」と言いながらやっていました




小学生が沢山いて、女の子がミサンガは2つ作って1つは彼氏にあげるんだ〜とか言いながら作っていてびっくり。
今時の小学生って早熟ですね


サイトに戻り夕飯。
お昼の残りのアヒージョやらブルグルやらがあったので、それらをアレンジして簡単に。
暑かったので冷たいものが飲みたくて、この日は焼酎ロックにしました。
氷の入った飲み物が美味しい季節になりましたね。

私はハリケーンランタンを点け、まったり焚き火を堪能します。
炎を眺めながらお酒を飲む。
癒し効果抜群です。
炎ってずっと見ていても飽きないですね。




ふとタープを見上げると、ナナフシがいました。
すかさず息子が捕獲。
ナナフシを頭に乗せて嬉しそう。




息子が夜の林に探検に行きたいと言うので、焚き火を終えて林へ向かいます。
林の奥の方には、同じように虫を求めて彷徨い歩く親子連れの明かりがチラホラ。
木を見ながら歩きますが、なかなかクワガタは見つけられません。
でも、コオロギや大きなキリギリスの仲間、カマドウマを見つけて息子は満足そう。

一日中たっぷり遊び、虫やおたまじゃくしと触れ合った息子。
テントに入り横になると直ぐにスヤスヤと眠りにつきました。

夜中にポツポツという音で目が覚めます。
雨？と思い雨雲レーダーをチェックすると、薄い雨雲が通過しそう。
外に出て、タープの外にあったものをタープ下に移動させました。
テントに戻って寝ようとすると、雨音は短時間で止みました。
天気予報を見ると、この後は雨雲は来ず、撤収日は晴れそう。
よかった〜と安心してまた眠ります。



7月17日

４時半頃、外が明るくなるタイミングでヒグラシの声。
前日もそうでしたが、ヒグラシって明るくなった瞬間に鳴くんですね。
ひとしきり鳴くとその後は静かになります。
贅沢な目覚まし時計のようですが、ちょっと早過ぎます

目が覚めたものの起き上がる気にならず、スマホでブログやインスタを見ながらごろごろ。

ゆっくり起きて朝ごはんを終えるとまた息子が虫を探しに行こうと言います。
相方に洗い物や片付けを託し息子と林へ。
虫はあまりいませんが、トカゲを見つけたらしく、私がもたもたしているうちに逃げてしまったので怒られました。

これはカミキリ虫の仲間？



９時半過ぎにサイトに戻ると、思ったほど片付いておらず
なので今度は相方と交代して、撤収に取り掛かります。

小物をまとめてタープ下からどかし、チェアやテーブルを畳み、テントの中を空っぽにしてテントを畳み、タープのペグを抜き始めたところで2人が戻ってきました。
息子が残りのペグを抜いてくれ、タープを畳んで残りの物を車に積んで撤収完了。

そろそろ帰ろうという頃、サイトでしゃがみこんでアリをつつき回していた息子の目の前をコクワガタが歩いていきました。
最後にもう1匹見つけられて息子のテンションup
虫三昧のキャンプとなりました。




管理人さんにお礼を言い、キャンプ場を後にします。
帰り道に昼ごはんを食べてから高速へ。
笹子トンネル手前あたりから八王子手前までずっとダラダラ渋滞していて家まで3時間半かかりました…。





初訪問の三景園。

虫好きの息子は
このキャンプ場、最高だね！
と大満足。
また来たいと言っていました。


自然の中にうまく配置された各サイト。
今回、利用したC1は広さもたっぷりあり、傾斜がほとんどない使いやすいサイトでした。
端っこのサイトだったお陰もありますが、他のサイトが気にならず、終日静かに気持ちよく過ごすことができました。




因みに三景園のサイトについての詳細は、しくさん、ジュウシンさん、Namiheiさんが詳しく紹介して下さっています。
興味がある方はそちらをご覧ください←丸投げ



耳をすませば大武川の清流の音。
目の前には甲斐駒ケ岳を始めとする南アルプスの山々。

息子だけでなく、相方も私も大満足の今回のキャンプ。
幸いお天気も良く、自然の中で子供とたっぷり遊んだ2泊3日となりました。

気持ちよかった〜。


キャンプ最高〜！
















うちのキャンプの必需品です(笑)